髙島屋のバイヤー時代にお世話になったPUFF COLLECTION会長の甘露寺芳子さんの新刊がでました。
とても素敵なので少しだけ皆さんにご紹介します。
本誌にも出ているキャンドルの楽しみの1ページです。
PUFF COLLECTIONといえば大人のエレガンスのエッセンスがいっぱい詰まったラグジュアリーアメリカンデコレーションの日本唯一のショップと言っても良いと思っています。
「海辺のie」は芳子会長が週末を過ごすお宅だそうです。
このお宅はフローレンス西村さんのお宅だった土地だそうです。
三浦半島の突端にあるその場所は、私がバイヤーになりたての頃、
トークショーをお願いにフローレンス西村さんを訪ねたその場所なのです。
フローレンスさんはもとモデルでテーブルコーディネーターとして有名な方でした。古い日本家屋を自分流に住みこなしていらっしゃり、庭にある五右衛門ぶろが名物のお宅でした。
その頃とは全く違う印象ですが、自然を贅沢に取り込んだ設計は流石です。
この屋外のテーブルは心地様さそうですね。
紫陽花と木漏れ日がとても贅沢です。
鳥のさえずりと波の音と木々のざわめきが聞こえてきそうです。
甘露寺さんは長年アメリカで暮らしていらして、そのころにインテリアデコレーションに目覚めたそうですが、キャンドルの楽しみ方は流石です。
先ほどの屋外のキャンドル使いもとても素敵ですが、
非日常感の別荘だからこそ映えるのかもしれませんね。
ゲストルームの1室です。
ブラインド越しの日差しがとても素敵。
ウッドブラインドはNanik。 アメリカ製の木製ブラインドで甘露寺会長のご主人の会社のものです。自然の中で素晴らしいジャストフィット。
素敵ですね。
甘露寺家のお正月
8人掛けのテーブルと奥のグランドピアノ
小さいお重や屠蘇器は深川製磁で、明治期から海外に輸出されていたので
モダンなデザインが多いそうです。和のコーディネイトなのにとてもインターナショナルな感じがしますね。
私のご紹介はほんの一部ですが、本誌は素敵なコーディネイトや住みこなし術がたっぷり。和のものと洋のものが見事にコーディネイトされています。
そして、お孫さん達の成長もこの本の中で記録されています。
甘露寺会長にとってie(家)は家族(一族)と楽しむ空間で、家族、一族の記憶を創るものなんだとつくづく感じました。
私は常々、住み手の顔が見えないテーブルウエアだけを並べたテーブルコーデネイトは良いと思ったことが無いのですが、この本の中ではたっぷり食べ物や
おもてなし、ご自分の時間の過ごし方も紹介されています。
やっぱり特別なのです。
そして、生活されている姿が見えてきます。
「我が家はモノは多いけどきちんと片付いているのよ。」
といつか会長はおっしゃっていました。
完璧主婦でもあるのですよね。凄いことです。
ちなみのこの「海辺のie」は2002年に発刊された「ie 四季のインテリアを楽しむ」の続編になります。
甘露寺会長が最も信頼を置く発刊メンバーが再会してこの本を作ったそうです。
それも大人の目線の理由かもしてません。
「洗練された大人のエレガンス」のエッセンスがいっぱいです!
是非本誌をお楽しみください!